(2007年) 平成19年5月3日(木)
韓国の対日感情
〜必ず出てくる靖国問題〜

日米韓3国の国会議員会議で議論すると、必ず出てくるのが靖国問題である。そして、それに関連して韓国の対日感情が良くないとの指摘である。

日米韓の3本の足で歩くとうまく歩けるのに、日韓2本の足だと何故歩けないのであろうか。日本の対韓感情は決して悪くない。奥様達は韓国へ行くのを楽しみにしている韓国映画スターの大ファンだ。これは今回、日本側から参加した国会議員が異口同音に口にした言葉である。

私は毛利元就の3本の矢の話のように、絶対協力していかねばならないのだ、と口をすっぱくして述べた。近い国を決して遠い国にしてはならない。

靖国神社問題については、私は概ね次のような議論をした。

第一に、過去の戦争は国益を守るための戦争だ。従って、現在の対テロリズム、対専制主義国家(特に大量破壊兵器を有する)を相手とする人類益や国際益を守るための正義の戦いとは異なる。昔の戦争は、勝者が全て正しくなるのだ。(現在の対イラク戦争は、例えアメリカが不利としても私は正義はアメリカにあったと信じる―この点は過去の戦争とは違う。アメリカに「世界のお巡りさん」の役割を放棄されては困るのだ)。しかし、日本が東京裁判を受け入れたことも事実だ。

第二に、日本人は山川草木にも神が宿るとの心を持った民族である。日本人にとっては例え生前如何に悪い人間であっても、死んだ後は全て神様仏様になるのだ。善人になるのだ。この点は中国人や韓国人と違う。彼らにとっては悪い人間は死後も絶対に悪いのだ。国際社会の中でも日本人はこのことを理解しておかねばならない。

第三に、問題の本質は、したがって次の点にある。われわれ自身が大東亜戦争を十分に反省し、誰がその責任者であったのかを十分総括することからはじめなければならない。今の総理が、靖国神社へ行くのは、「平和の誓い」と「戦争犠牲者の慰霊」のためであることは間違いない。そのことを外国が干渉することは、none of your businessである。しかし、なによりも大切なことは、われわれ自身があの痛ましい戦争の責任者であるのか。あの戦争は、世界史や国際社会の中でどのような意味を持つのであろうか、と十分総括することである。

天皇陛下がA級戦犯の靖国合祀に不快感をお示しになられたとの資料もある。しかし、そのことはそのこととして、われわれ自身がもし東条英機が責任者であると総括するのであれば、同氏の分祀を強く靖国神社に求めるべきである。これは宗教の自由の問題と言うよりも国会のあり方の問題である。国会で十分議論してもよい問題である。そして靖国神社が反対するのであれば、新しい祈念施設をつくり、総理をはじめ政治家は絶対に靖国神社を参拝するべきではないという問題だと思料する。


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