(2002年) 平成14年6月26日(水)
日本の国債の格付け
    ―ボツワナ以下で黙っていられるか!

 最近発表されたムーディーズ(債券格付け機関)の日本国債の格付けランクがまた下がって上から8番目となった。上から7番にはボツワナ・ハンガリー・バハマ・チリ・チェコ・エストニアがランクされており、(日本と)同じ順位には、ギリシアや南アフリカが位置づけられている。これでは平沼経済大臣が「ボツワナは人口の半分がエイズだ(これは事実ではないが)。この国より格付けが下とは!」と怒るのは無理はない。
 因みに、他の格付け機関であるS&Pは、日本を上から6番目(台湾やチェコより一ランク下)、FITCHは、上から4番目(同じく台湾より一ランク下)に格付けしている。

 何故このようになったのか。
 ムーディーズに言わせると、日本は、@国の借金が大きく、Aその借金を減らすための何ら有効な政策手段がとられていない、ということのようだ。国債の支払い不能(デフォルト)という視点からの話があまりなくて、単に借金が大きくて、それが減りそうにない、という観点のみの議論だ。

 基本的に考えれば、日本という国の力強さ、国の経済の水準がどこまで検討されているのか、即ち、日本の貯蓄の大きさ、経常黒字、対外純資産、外貨準備は世界最大ではないか。しかも日本の国債大部分を国内で消化している(95パーセント)ことを考えれば、デフォルトなどは絶対に考えられない。だから、証券市場も為替市場&ムーディーズの格付けに何ら反応していない。



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